質と量

中学校は、期末テストが終了! みんなお疲れ様!(^^) 高校生は、 今週から来週テストの所が多いね。 頑張れ!✊ さて、現在の高校2年生からスタートする 「大学入試共通テスト」から 出題される問題の内容・傾向ががらりと変わる。 一例をあげると、 現在 大学入試センターが公表しているモデル問題の中に 「駐車場使用契約書」 を使用した問題もあり、 ただ単に学習・暗記するだけではなく、 普段から物事をしっかりと考え、 自分の考えを記述できるように学習していなければ 解答すら書けないような問題構成になっている。

こうした今後の受験内容の変化に対応して おそらく本年度(現高3)も、記述問題等の いわゆる「考えさせる問題」が増えていく可能性が高いと思う。

中学生も、本年度の県立高入試問題で記述問題の量が増えたのは、 こうした今後の受験内容の変化に対応しているものと考えられる。 おそらく今後も、 記述問題は増えていくんじゃないかな。

どのように対応すればよいか。 これは生徒達に伝えているように、 普段の勉強時から「丸暗記」するだけでなく (つべこべ言わずに暗記しなければならない項目もたくさんあるけど)

「なぜそうなるのかの過程から考えて、根本から理解する」 ことが必須。

これを日々実践している生徒と、 ただその問題を覚えている生徒では、 数ヶ月、半年、1年、、、と経過するにつれて、 膨大な実力差が開いていくのは間違いない。

では、通常の学習や徹底的に考える学習の、 どちらにもすぐに直結する効果がある、 そして、やる気さえあればすぐできる対策としては、 まず「集中して学習する時間を増やす」こと。 よく「質」か「量」どちらが大切かという話を聞くけど、 結論から言うと、当然 「質も量も両方大切」。

そして、どちらが先か?となると 「量」 つまり「学習時間」であると断言する。

大学受験は、 高校受験と違って「全国のライバル達」との戦い。 (特に中学生は、これをしっかりと、 頭の片隅にでもいいから入れておいてほしい。)

まずは学習時間を徹底的に増やしていく。 そして、 だんだんと「質」が高まっていく。 ん~。。。 部活動で考えてみると 分かりやすいよね。 例えば、(今、あまり強くない)運動部の子たちが、 「県内でも超強い、あの○○中に勝ちたい!」 「全国でも屈指の強豪の○○高に勝ちたい!」 と思っているとして、 「でも、練習時間は極力短くして、 練習の質を高めて勝ちたい!」 と言っているとする。 これ、 100歩譲って、現在すでに超強い、 全国レベルのチームが 「もっと質を高めようぜ!」 と言うならわかるけど、 まだまだ弱いチームがこんな考えだったら、 「ん?」 「は?」 ってなるでしょ(笑) 「いやいや、あの○○中、○○高に勝ちたいなら まずはガッツリ練習しなさいよ。」 って、誰もが心の中でツッコミを入れるはず。 吹奏楽部とかもそうだよね。 生徒に聞くとやっぱり、 強い学校はメチャメチャ練習してるからね。 もうビビるくらい。 部活で考えると 「そりゃそうだな(^^)」 となるのに、 なぜか勉強になると 「時間」の大切さを横において、 「効率」「やり方」「質」 に目を向けてしまう。 (誤解ないように言うけど、質も大切) もう1度断言する。 つらいかもしれないけど、 まずは「量」! 話を戻すと、 特に、中学時代に頑張って成績が上がった生徒が 高校に入ってから苦戦している場合は、

例外を除けば 「集中して学習する時間が圧倒的に足らない」 ことがほとんど。

「万全の準備をしてテストに臨んだが、ボロボロだった」 という生徒は、ほぼいない。

 

ほとんどの場合において

「テスト範囲の復習が終わらなかった」

「わからない所を、そのままにしてしまった。」

「暗記するべき所の暗記が間に合わなかった(やらなかった)

「部活で疲れてしまって、全然勉強足りなかった」

「誘惑(スマホTV・ゲームetc)に負けて、集中してなかった」

このどれかが原因で、 成績が上がらない、下がってしまって悩んでいる。

逆に、「当たり前の事」を実践している生徒は 成績・点数が上がっていく。

今は「こういう風に勉強するといい」という、 いわゆる「勉強のやり方」が

特に大学受験においては簡単に手に入る時代なので、

ネットや本で 「勉強のやり方」を暇さえあれば検索しては試し、 また調べては試し。。。で、

結局勉強時間よりも調べている時間のほうが長い、 という笑えないケースもある。

(もちろん、やり方は大切だけど)

この夏休みは勉強の基本に立ち返り、

・教科書内容の基本から総復習(国立大学は、教科書内容以外からは出題されない。)

・暗記するべき項目は、きちんと暗記

・徹底的に考え、調べて、それでも分からない所は指導を受けて解決

1度ではなく、同じ問題、問題集を何周も解いてマスター

・模試で間違えた問題の徹底復習

(3生・中3生は)過去問を解いて、現在の自分のレベルを知る

 

中学生・高校生とも上記を実践していこう。 もちろん、長時間の学習時間を確保して。